広告 adsence2

2013年4月4日木曜日

安部政権と市場の対話

本日、日銀から新たな金融緩和策が発表された。

 日銀、新たな量的緩和策発表 物価上昇率2%は2年で達成

これにより為替は対ドルで一時2円50銭以上、円安方向に進んだ。
日経平均も不動産上場投資信託の買い上げと上記円安を受けて
日銀の発表以後450円上昇し、シカゴ市場の日経平均先物については
一時13,000円(本日の終値からさらに400円上昇)をつけた。

先の記事でも書いたが、安部政権の危機感の高さ(本気度)は
これまでに経験したことがないほどであり、
時期選挙までは引き続きポジティブな状況が続くと踏んでいる。

今週は月曜日からの調整により、筆者も一時的に最大で株式資産の3割が
減少するという事態に見舞われたが、
上記の考えを元になんとか乗り切ることができた。

まるで市場は今回の日銀の会合に向けて株式市場の下落という
「脅し」を発信し、それに応じて日銀の今回の発表があったという
コミュニケーションを見て取ることができた。

最後に念のためではあるが、
日本銀行と政府は独立した組織であることを付け加えておく。

2013年4月3日水曜日

安部政権の危機感の高さを象徴する国民栄誉賞

こんにちは、木村です。

今週に入って株式相場はどうなるかと冷や冷やしていましたが、
なんとか持ちこたえたようですね。
これまでなら、ここで大きな調整が入って上昇ムードを
一変させてしまう流れだったと思いますが・・・

さて、本日は下記のニュースについてコメントしたいと思います。

松井秀喜氏“恩師”長嶋氏と国民栄誉賞同時受賞

また政府の人気取りかと軽く考えていましたが、
ちょっと考えると、かなり考慮された一手だったのです。

それは、松井氏も長嶋氏も基本的に敵を作るタイプではないため
このカードの効果は基本的にプラスの効果はあってもマイナスの
効果はないと考えられます。

イメージしてみてください。
巨人ファンにとっては安部(キャプテンと同じ名前)政権への
好感度は上昇すると思いますが、
アンチ巨人だからと言って好感度(支持率)が下がることはないと思います。

さらに巨人ファンの分布図を見てみると、
偶然かも知れませんが、
自民党が選挙で劣勢を強いられた地区のいくつかと合致しているのです。

戦後政権を握り続けてきた自民党にとって、
民主党に政権を奪われたことは果てしない屈辱であり、
現役の自民党議員たちは失職の恐怖を味わい、
先輩議員や支援者からの強烈なプレッシャーを感じたはずです。

よって、次回の参議院選挙まで安部政権は手を緩めることはないでしょう。

冒頭に記載した株式相場の急落回避についても、
そういった安部政権の本気度が買い方の
安心感に繋がっったのではないかと推測しています。